シロアリの被害は、築年数が浅くても発生するんです。
買ったばかりの中古の物件でもシロアリ被害がでることがあります。
まだ購入して数年しか経ってないのに
19年前、結婚と同時に、木造2階建てで築8年の中古の家を購入しました。
逆算するとバブル期に建てた家ですので、購入したときは特に目立つことも23無く当時としては、それなりに電気やガスの設備もしっかりしていたので、とてもいい物件を見つけられたと喜んでいたのですが…
それからわずか数年後のある日、妻が掃除機で玄関を掃除をしていたら、梁に掃除機の先端が当たり、なんと梁が脆く崩れてしまい、なんと掃除機の先端が、梁の中にめり込んでしまいました。
思わず目を疑いました。
まだ購入して数年しかたっていないのに「何で?」って思いました。
不振に思いよく見てみると、木目の色味が途中から違っていて、明らかに腐っているような色でした。
指で押してみると完全に中がスカスカ状態でした。
そんな状態の箇所が玄関や洗面所、トイレなどの水周り周辺、浴室にまでなっておりました。
家の中では直接はシロアリの姿を見てはいませんでしたが、こんなにも食べられているんだぁと思いました。
「これはなんとかしないとだめだ」と思いましたが、いざ消毒するとなると費用が高額になるため、まだ新婚だったのと子供も小さいので
私は今すぐにその費用の捻出が困難でした。
といいますのも、結婚前に実家で消毒した時には100万ぐらいかかって、いたことを覚えていましたので、おそらくはそのくらいはかかるだろうと思ってました。
実家で駆除をした時は、家の外と中の消毒と縁の下を乾燥させるためのシートを敷いて、毎日タイマーで起動する空気を循環させるためのファンを設置しておりました。
ですのでだいたい100万円以上していたのは、なんとなくでしたが記憶しておりました。
シロアリ業者に依頼してみた
それから数日後…
私が仕事で家を留守にしていた時、妻が、たまたま訪問で来た、あるシロアリ業者の対応があまり好感がもてない態度でした。
いきなり入ってきて、縁の下に勝手に潜って、「シロアリいますよ!」見たいな事を言ってきた。
まだ契約するとも言っていないのに、話を進めて、消毒から縁の下に乾燥させるためのファンをつけたりするとおよそ100万円以上になるとのことなので、そんな金額は無いですし、なによりその業者のことをあまり良く思っていないため、その業者とは契約はしませんでした。
後で知りましたが、かなりシロアリ駆除で有名な業者でした。
当時TVCMもしてました。
ですがあまり好感がもてないので止めてよかったです。
でもこのままでは家が大変なことになってしまうため、なんとかしなければなりませんでした。
そしたら、義理の母親が当時あるホームセンターで働いているため、そこのホームセンターでたまたまシロアリ駆除の取り扱いをしていたのでお願いすることにしました。
しかも、義理の母が勤めているので従業員割引を利用することが出来ました。
通常よりも格安で契約できました。
その業者さんは大変感じのいい業者さんでした。
以前、訪問販売できた業者は、縁の下に潜ったあと木っ端を持ってきてそこにシロアリがついているのを直接見せていたが、その時お願いした業者さんはデジカメで縁の下をくまなく撮影してくれて状況をわかりやすく説明してくれました。
幸い基礎や土台まではシロアリに食べられていませんでした。
ですがシロアリの通り道などがはっきりと撮影されておりましたので、これは早めに消毒しておく必要があるということでお願いすることを決めました。
とりあえずは家の外と中の消毒をしてもらって、空気を循環させるファンや乾燥シートなど設備についてはそのときにはしないで必要最小限での費用でお願いしました。
費用は従業員割引などもあって10万円ちょっとで出来ましたので、よかったです。
シロアリ業者も数多くありますので、自分にあったところを選ぶのが良いですね。
続いても、中古物件でシロアリ被害にあった方のお話です。
中古住宅購入し引っ越し1か月後シロアリ発見!
中古住宅を購入し、4月に引っ越しをしました。
6月上旬、キッチン付近に蟻が列をなして歩いているのを発見しました。
最初は、網戸の隙間から侵入したのかな?と思っていましたが、その後も網戸をしっかりしめているのに、室内で蟻を見かけていました。
4・5日経過したある日、リビングの壁紙の間から蟻が侵入しているのを目撃しました。
リフォーム済み物件を購入したので、目を疑いました。
なぜリフォームしたばかりなのに、壁紙の間から蟻が出てくるの?
中古物件でシロアリ被害にあったときの対処
急いで物件の仲介を担当した不動産会社に連絡したところ、営業の方が、慌てた表情で自宅に来ました。
丁寧な謝罪をされました。
その後の対応を聞くと、契約内容の中にシロアリの被害があった場合、売主が保証してくれる内容になっているということなので、一安心しました。
詳しく話を聞くと、売主様が不動産会社なので、しっかり対応してくれるとの事だったので、さらに安心しました。
その後の話し合いで、専門業者に現状を調べてもらう事になりました。
侵入した壁を剥がし、調査したところシロアリだという事が分かりました。
壁を剥がした際、柱がボロボロの虫食い状態なっていて、この家に今後も住めるの?という不安な気持ちになりました。
柱がこんなに食われているという事は、床も食われている可能性ありますという事で、床を剥がして調べると、案の定床もシロアリに食われていました。
家族一同、がっかり・不安な気持ちになりました。
その後、不動産業者・蟻駆除業者・リフォーム会社3者で駆除方法・復旧工事内容について話し合いました。
家の復旧工事に関しては、蟻に食われている部分は、すべて取り換えてくて、駆除方法も蟻の巣が壊滅するまで駆除してくれるとのことでした。
虫食いの復旧工事に関しては、外壁・床・壁を剥がしての工事になりましたので、大変な工事になりました。
2週間ぐらいかかりました。
引っ越しをしたばっかりだったので、家具や家電が家中に散乱して大変な状況でした。
シロアリの駆除に関しては、蟻の巣を丸ごと壊滅するには、まずは家に薬剤を散布して、家に入り込んだ蟻を駆除して、その後に、家の周りにステーションと呼ばれる独餌の仕掛けを、埋め込むという方法で駆除する方法に決まりました。
シロアリは、巣に戻って他のシロアリに餌を分け与える習性があるので、毒餌を持ち帰らせることができれば、巣ごと壊滅させられるとのことでした。
シロアリ駆除
最初は、ステーション(土に埋め込む仕掛け)に餌(木材)を入れて、シロアリが食いつくのを待ちます。
1か月ぐらいたった時、2か所のステーションにシロアリが食いつきが確認できました。
食いついた2か所のステーションの餌を毒餌に入れ替え経過を観察します。
1か月半ぐらい経過を観察し、再度、木材の餌に変えてシロアリがまだいるのかを確認しました。
その後、餌にシロアリの痕跡が確認できませんでしたので、巣ごと壊滅しました!
その後も、近所にシロアリがいる可能性があるり、また侵入して住みつくかもしれないとのことでしたので、ステーションと餌を置いていってくれました。
現在でも、1か月に1回ぐらいはステーションを確認しています。
引っ越し直後に蟻を発見した時は、こんなに大変なことになるとは思っていませんでした。
薬剤を散布したら駆除完了だろう考えていました。
家に入り込んだシロアリを駆除しても、地中にいるシロアリを駆除しなくては、また被害にあってしまうという事を知り勉強になりました。
戸建ての所有者としては、今後に役立つ知識を学びました。
今後は、家に入り込む前に駆除していこうと思います。
今回は、売主様も不動産会社もしっかり対応してくれる会社でしたので本当に良かったと思っています。
⇒シロアリの被害かなと思ったらシロアリ駆除費用ガイド